風呂なし コインランドリー生活が始まる。
よりによって夏から。もう決めたんだー。
彼女なんかできやしねえって悟って、だったら風呂なしとかすっげえきったねえ部屋でもかまやしねえや、いいやと思い。気持ち的にはすでに童貞の気分になって久しい。
吉祥寺のあのお気に入りの空間とお別れしようと思う。
今の部屋でいろんな人とであった。
実際にはみんな、部屋にきてもらうもっと前からあってるんだけど、あの部屋で色々話して、始めてその人のカタチにふれたというか。あの部屋はそういう雰囲気にさせる何かがあると思う。
屋上から見える新宿の夜景、東京タワー。
いろんな人と見た。相模とこーすけとジム君と俺様の4人で、夏、ビール飲んだ。
うすぐもりの空をコンクリートに寝転んで見上げた
街の明かりがつきだした
屋上で騒いだ僕ら
コップに夜をつぎたして
ふさぎこんじゃう明日を
夏の風がもっていってくれた
公園の池に飛び込んだあいつ
最高に笑えたよ
ずぶぬれベンチで歌ったスタンドバイミー
そんな感じ。ちなみに飛び込んだのは相模。
一瞬で生粋のホームレスみたいなくささになって出てきた。実際なかなか岸に上がれず、「ジーパンは重かった」
という名言を残した。
そのあとベンチでスタンドバイミーを生エレキギターでうたう。おまわりさんがきて、相模だけ住所と名前を聞かれた。
「君、ずぶぬれだねえ?どうしたの?」
コースヶ「あ、こいつスゲーあせかきなんですよ」
「ふーん」
ふーんって!おまわり!
PR
COMMENT