マスターはすげーなあ。
「吉祥寺にぶらり途中下車」というだけの、たったそれだけのことなのに
冒険にしやがった。
しかももうこの街に友達が一杯出来たらしい。なんか街を寝取られた感じだ。
ちょっとだけくやしいけど、それより全然笑えた。どんどん俺の知らない街にしてくれ。
もういちどこの街とやり直せる。漫画のキャッツアイのラストみたいでいい。
うーん。マスターの破顔する様を見ていると、改めて俺はくすぶっていると感じた。
毎日もう一滴の涙も汗もでないほど自分のやりたいことを世界中にわめき散らして、
ベッドに倒れると同時に意識が飛んで、
朝、バックトゥーザヒューチャーのマイケル・J・フォックスみたいに目覚めたい。
なので今日からそうすることにした。
今年もあとちょっと。メールアドレスの名に恥じぬよう、最後まで周りに迷惑かけながら暴走しよう。
もっと自分をぼっこぼこにしたいんだ。
そうしないと、あいつにも、あの子にも、あの子にも、僕は会わす顔がない。
僕は今年中に今年までの僕を、全部をこの3枚のCDにこめる。僕なんか死んじゃえばいい。
このCD作るために死んじゃえばいいと思う。僕なんか。
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