＃14歳

だれも助けてくれないけど
ラジオが一緒に寝てくれた
人がみんな怖いけど
漫画が学校へ行けよといってくれた
それさえもこわくなっていき
夜の国道を歩いた
最後の呼吸を探すため
14歳のスニーカー
知らないブランドの
母がほめてくれたな
うん　もう
家へ帰ろう

死ねといわれても
死ぬと何度思っても
兄貴のギターの音が
布団を越えて聴こえてきて
何を見ても何も感じなかったのに
君に肩をもまれただけで
涙が出そうになった
最初の最初をはじめよう
14歳全部が嘘なら僕も嘘
汚いよ何もかも
でも
きれいなものもう知っていた

朝焼け　君の顔　父の手のひら
夜更けのコンビニと　野良猫

14歳きれいな僕もいないでも
きれいなものまだみていたいんだよ
だからまだ　見ていたいんだよ
だからまだ　見ていたいんだよ

朝焼け　君の顔　父の手のひら
夜更けのコンビニと　野良猫

朝焼け　君の顔　父の手のひら
夜更けのコンビニと　野良猫