僕は過剰さが好きだ。
おおげさだろって思うようなこと
やりすぎだろっておもうようなことが。
「見せぬが花」な昨今。
チラリズムと距離感が、恋の上級テクニック。ひいては人生の上級テクニック。
ぼくはまるだしなやつが好きだ。
まるだしにしたって、丸出しになってる人の本当の姿が理解できるわけじゃない。
丸出しになってる人の本当の姿なんて、本人にも見てる人にもわかりゃしない。
だけどまるだしになって、本気でやってる人を見ると、
その先に何か見える気がする。
わからない、結局他人とはわかりあえないとあきらめることから初める人間関係はとっても
おだやかで、やさしい。一緒にいるとお互い安心するだろう。
けど、とってもナルシストな関係だ。
僕はもうちょっと過剰な、うざい人間として、無様で良いから何かみえそうなものをみつけにいきたい。
でも疲れた。
赤茶けたそら、強い風
雑誌の束が腰までの高さに積み上げられた町外れの丘
小川が流れている。
中心地はごみごみした都会。路面電車が真っ二つに町を割いている。
線路を境にごみごみ感が強い町の方面は斜面になっていて、そのおくに雑誌の丘がある。
反対側はアーチがある広場が中心地で、新宿のミロードあたりに雰囲気が近い。
中学校くらいからよく見る夢の中の町。今日も見た。
たまに知り合いも出てくる。
よく知らない人も。
昨日は峯田が出てきて、いろいろ話した。
ぜんぜん知らない人と仲良くなったりもする。
おきたら大体泣いてる。
にぎやかなんだけど、悲しい町なんだ。
僕は人を殺したり、物を盗んだり、
逆にだれかを助けたり、毎回違うんだけど、町は同じ。
たまにすごくよくはれたパリみたいになる日もある。
町外れにはプールのある学校みたいなものもある。
そこでなんかすごくこわい追いかけっこみたいなのもした。
今日は友達のうちでエアコンを盗んだ夢だった。なんでやねん。
大丈夫かな。
3億円くらい自分がお金もってるとしたら、と考えたら、たいていの
悩みは消える気がする。
もってると仮定してみると、「ま、いいか」と思えることが意外と多いことに気づく。
いろんな悩みは貧乏からくるのか。
だとしたら貧乏は恋愛感情や友情にさえ決定的ではないけど、色濃く影響するんんだなあ。
はたらけどはたらけどつかいまくってわがくらしらくにならざり。じっと手を見る。