知り合いの舞台を見るのを忘れてた。
わけではないけど、頭の隅にはありながら、いかなかった。
まあいいか。今度いこう。
わだっちが今度ラーメンズの今年やった本公演の衛星放送でながれたやつを録ったらしいので今度あったときに借りることにした。
昨日は某もてない選手権インターハイ出場の男と、昭和の雰囲気が漂う飲み屋で飲んだ。ビール一杯しかのんでないのにひどく酔ってしまった。「古代ガンダーラのピザ」というのを頼んだら、生地にチーズしかないのが出てきた。古代をなめんなよ。まあうまかったけど。
どんどんお酒が弱くなっている。
帰りに駅前で大学時代の友人K君にばったりあう。
うれしかったなあ。
なんかバンド始めたらしい。しかもそのメンバーが自分の知ってる人ばかりだった。笑った。
いいなあ。なんか。どんなおとだすんだろ。
6月のライブは、メンバーが自分以外総入れ替えになってしまった。
あめちゃんが出れなくなった。すごく残念だけど、しょうがない。
バンドのメンバーはドラムの斉藤君、ギターのわだっち(サポート・・・?)、ベースのダイサクさん(NEW!サポート)
ベースかギターの自分という4人編成だ。
正直、自分の周りの知ってる人としかやる気にならないので、ほぼフルタ丸つながりで去年から知り合った人ばかりだ。
もはや「フルタ丸座付きバンド」だ。それはなんかやだなあ。
それにしてもみんな就活の時期なのに、ライブ誘ったら出るなんて、いい判断してると思う。
みんなの人生を狂わす俺。
俺今年で26歳。 ほか全員22歳。
一番馬鹿はだあーれだ?
俺はサガミだと思う。
昨日はいろいろと話した。
その中で、僕らは基本的に生きていることの全てを「どうでもいい」と思っているとはなした。
でも「どうでもいい」と言うと言いすぎな気がする。もっとうまい言い方はないか。
この世界に生まれて、ルールがあって、みんなそれを利用して、もしくはその中で生きている。
僕はうまくのったり、のらなかったりしたけど、そういうことすべてをどうでもいいと思っている。
うまくのって居る人をみるとなんかすごくやる気が無くなる。なんで笑えるんだい?って思ってしまう。
かといってのらないやつを肯定してるわけでもない。卑屈になるの嫌いだ。どっちにしろほんと、どーでもいいと思う。
もてない僕らは当然女の子の話に言及する。ほぼ9割がたそちらへいく。
こんな話をした。
例えば僕らが、よくいるギャルっぽいスタイル抜群の可愛い子と付き合いたいと思ったとする。
でも僕らは付き合えない。話しかける勇気さえない。なぜだ。同じ人間なのに。
僕らより、不細工な男だって美女とつきあっている。
僕らは近くに居ようとしないというのがまず原因だ。近くにいる環境に身を置かなければ知り合えるわけもない。
合コンとか、きれいな子が一杯いそうなバイトとかすればいい。でも僕らは業が深いから全然そういうことに興味がわかない。
そして最大の原因が僕らにある。逃げてしまうということだ。そうして遠くから指をくわえて見る、遠くから「けっ」とかすねながらにらむ。そのくせ届くはずの無いものを求めようとする。
可愛い子と付き合える男の条件として、
僕は「雰囲気」を挙げた。
顔とか服装とか、確かに要素としてはある。だけど、一番は「雰囲気」だ。
仕草とか、目とか、喋り方とか、歩き方とか全体的なものとしてみたときに「いい」と思うと、きっとその人を好きになるんだと思う。
あのもてる人の得体の知れないオーラ。男でさえもなんかドキッとするあの。
その条件を考えた上で僕らを見てみる。
残念な気持ちでいっぱいになる。
まず、可愛い子と付き合うには僕らはそういう雰囲気を手に入れ無くていけない。でもその雰囲気、オーラってどうやったら手に入るんだろう。
僕は高校の頃の自分を思い出した。
同じ中学校から一緒だった可愛い子がいた。その子は僕と一緒の高校に入ったことをすごく喜んで、一年くらいよく、いつもほっぺた真っ赤にして喋ってきてくれた。中学校の頃からそうだった。僕は逃げた。その頃、中学校の頃自分が好きだった別の子のことを忘れられなかったからだ。
クラスのある女の子が、いつも「自転車の後ろのっけて!」と言ってきた。会話するときの距離が異様に近い。近すぎる。別にまあまあ可愛いし全然OK!なはずなのに「嫌だね」といっていつも一人で帰った。めっちゃびびった。でもあの子の書く絵は好きだったなあ。
「好きな人居る?」「男の子ってチョコレートとかって手作りのほうが喜ぶかなあ」と聞いてきたSさん。「な、なんでも喜ぶと思うよ・・」と答える。きっとこれは僕のことじゃない、と思った。思うようにした。だってすごく可愛い子なんだ。ありえないだろ。うん。こんな引きこもりみたいな俺にこんなことあるはずない。バレンタインデーは母から貰ったことしかない!と思った。バレンタインの前日だった。
バレンタイン当日、僕は授業が終わるとなんか逃げた。逃げてしまった。そしたらその後口利いてくれなくなった。そしてなぜか割とクラスの女の子たちから嫌われた。その子の髪の毛が黒から茶色になった。もっと可愛くなった。
学年で3本の指に入るだろうと思う可愛い子が僕にちょっかいを出してきた。逃げた。怖い。きっと現実ではないし、僕は、中学校の頃好きだった人をそのときもずっと好きだったから、可愛いからって好きにはなれなかった。というか好きになりたくなかった。なにかそういうことが汚らわしいと思った。どきどきしてしまう自分が嫌だった。でもとにかくそういうのはどきどきしまくった。どきどきして死ぬと思った。
で、今思う。
モテモテじゃん!!!!!!!!!!!!
なんてことをしたんだ昔の自分よ。
全部いったれよ!ばか!!!!!
そいで振ったり振られたりしろよ!
そしたらきっとオーラ手に入ったのに。
結局、小学校や中学校の頃にみた、漫画や映画のなかのような純愛に魅せられて、もうそれしかないと思ってしまったんだ。
相手の気持ちをまるで考えられないまま、僕は現実から逃避した。僕はだれからも理想と違うからと逃げ、最後には自分もみとめられなくて自分からも逃げた。
結果、中身のない人間が出来上がった。いまだにアニメの主人公みたいに、パズーみたいにシータを探している。トンボみたいにキキを探している。
童貞アイデンテティ、ここに完成。
そう、僕らはチャンスがあっても、逃げたんだ。そして、自分の好きな人とうまくいきそうになっても
逃げたんだ。
で、遠くから好きだよという。なんで近くでいわないのか相手にはわからない。だんだん疲れる。なんだよあの男は?と。
そして終わる。
僕らがたどりつけないんじゃなく、僕らはたどりつくのが怖かったんだ。そこにいくのが怖いんだ。そこに、アニメや漫画のような世界じゃない、圧倒的なものが待ち構えているから。自分じゃない、「他人」がいるから。
でもそっちの道に本当があるのかな?アニメのようなものの中にある気持ちもすごく大事なんじゃないかな。
僕は両方、未だにどちらからの道をたどってもたどりつけていない気がする。あの頃夢見ていた場所には。
恋愛とか学校とか世界とか家族とかそういったものの先にある何か。
そうして、僕らは今、人生を「どうでもいい」という。
でもどうでもよくはない。でもどうでもよくはないはいいすぎだ。
世界のルールの波に乗ってうまいことやることを考えると吐き気がする。そんなことする気にならない。
なれない。うんざりだ。何をするにも否定的になる。だから高校の時も逃げたんだけども。
たぶん僕らの、いや、僕の「どうでもいい」を言い換えるとこうだ。
僕の今の夢はオーストラリアのエアーズロックに5000万人くらいあつまって、みんなで「せーのっ・・・ちんこー!!!!」ってさけぶことだ。
楽しいだろうなー
しいていえばそういうことがしたくて生きてる。
ただ土手でキャッチボールやれればそれで満足なんだ。
安心が欲しくなる。欲しくなるけど、安心はあぶない。
気が狂いそう やさしい歌が好きで ああ あなたにも聴かせたい
このまま僕は 汗をかいて生きよう ああ いつまでもこのままさ
僕はいつでも歌を歌う時は マイクロフォンの中から がんばれって言っている
聴こえて欲しい あなたにも がんばれ
ひとはだれでも くじけそうになるもの
さけばなければ やりきれない思いを ああ 大切に捨てないで
ひとにやさしく してもらえないんだね
僕がいってやる でっかい声で言ってやる きこえるかい がんばれ
やさしさだけじゃ 人は愛せないから ああ 慰めてあげられない
期待はずれの 言葉を言うときに 心の中では がんばれって言っている
聴こえて欲しい あなたにも がんばれ