僕は歩いた
池袋は、あの人といった東南アジアの片隅によく似ていた。
僕のホームタウンのはずなのに、まるで知らない町みたいに雨の中で湿って光っていた。
この景色もこの景色もどんどん流れてゆく。遠くで電車が走っている。
傘が行き交って、その下でいろんな人の顔がわらったり、沈んだ顔をしたり、あるいは
なんともいえない表情をしているのを見た。
音と光が町中で瞬いてる。いろんなにおいといろんな声が僕の服をあっちへこっちへ
引っ張った。1時間ぐらい歩いた。
中華料理屋に入って定食を食べて、ゲームセンターに入ってゲームをしたあと。
映画を観た。
僕は好きな人がいる。どこかの誰か、僕のぜんぜん知らない人も誰かを好きだ。
誰かは誰かを好きだ。誰かは誰かの幸せを願ってる。
その人にとっての幸せは自分が一人で笑うことじゃなくって、誰かといっしょに笑う瞬間だったりする。
人を好きすぎてゆがんでしまっても、誰かを幸せにしたくて逆に傷つけてしまっても
僕はそんな人が好きだ。そういう人とこそ、友達になりたい。
僕はずっと一人で池袋でギターをひいた。
18歳のころ。今でもぜんぜん変わらず下手なままのギター、池袋の北口から線路を越えるための連絡通路、「WE ROAD」で。
だれともなく、いろんな人がギターをもっていろんな歌を歌っていた。
今日は誰もいなかったけど、7年ぶりに通った。
この通路を抜けたら何が見えるだろう。
なんつってな。
きもいよ俺。
池袋は、あの人といった東南アジアの片隅によく似ていた。
僕のホームタウンのはずなのに、まるで知らない町みたいに雨の中で湿って光っていた。
この景色もこの景色もどんどん流れてゆく。遠くで電車が走っている。
傘が行き交って、その下でいろんな人の顔がわらったり、沈んだ顔をしたり、あるいは
なんともいえない表情をしているのを見た。
音と光が町中で瞬いてる。いろんなにおいといろんな声が僕の服をあっちへこっちへ
引っ張った。1時間ぐらい歩いた。
中華料理屋に入って定食を食べて、ゲームセンターに入ってゲームをしたあと。
映画を観た。
僕は好きな人がいる。どこかの誰か、僕のぜんぜん知らない人も誰かを好きだ。
誰かは誰かを好きだ。誰かは誰かの幸せを願ってる。
その人にとっての幸せは自分が一人で笑うことじゃなくって、誰かといっしょに笑う瞬間だったりする。
人を好きすぎてゆがんでしまっても、誰かを幸せにしたくて逆に傷つけてしまっても
僕はそんな人が好きだ。そういう人とこそ、友達になりたい。
僕はずっと一人で池袋でギターをひいた。
18歳のころ。今でもぜんぜん変わらず下手なままのギター、池袋の北口から線路を越えるための連絡通路、「WE ROAD」で。
だれともなく、いろんな人がギターをもっていろんな歌を歌っていた。
今日は誰もいなかったけど、7年ぶりに通った。
この通路を抜けたら何が見えるだろう。
なんつってな。
きもいよ俺。
PR
COMMENT