象は高いところに
さあ僕はその鼻で
そこまで持ち上げて欲しくない
君の大きな耳なら僕の声
きこえちゃってるかもね
さあそれで僕は登るのよ
高原は空気澄み渡り
稲の時計を腕に巻く
手も足も同じ椅子にすわってる
そうして象とともにいる
では僕こそそこへ
いつか太陽も足の下
月のきれはし雪に消え
高原には
光あふれる暗闇か
指が伝わる求めたとこか
象の鼻は振られるか
それか静かに折れ垂れる
光り輝く暗闇と
指の伝わる求めた土は
僕ひっとりのさび色で
はっきり象を
喜ばす
きっときっとお喜ばす
それを祈って本を捨て
高いところにいるその象を
PR
COMMENT