昨日の話しに引き続き、僕のコンプレックスの話なのだが
僕は一番気にしているのはずばり身長なのである。
自分の父は178センチあり、兄は175センチで、姉も167センチある。母は158センチだ。
この流れでいくと末っ子で甘やかされた自分はすくすくと悩みもなく成長し、180センチを超えてもよかったはずである。しかし、現在167センチのまま、うんともすんともいわない。
中学校のころ、無駄に筋トレをやることをはじめた僕は、最悪なことに夜中まで筋トレをしていた。馬鹿である。
例えば腕立て伏せなんか400回くらい毎日やっていた。毎日深夜まで筋トレしている中学生の僕は
いったい何を目指していたのだろう。当然寝不足だ。過度の運動と睡眠不足で、僕の成長は中学校でほぼ止まってしまった。
あとはそういった異常行動をする、生まれ持っての繊細なテンダーハートが、小学校高学年の頃からストレスを感じるようになっていたせいも有るだろう。ストレスは体の成長を低下させるらしい。僕もそう思う。
僕にとってこの世界は汚くて怖いものばかりだった。だからって筋トレしてどうにかしようとしているたのはどうかと思うが。世の中とのコミュニケーションを筋肉で解決しようとしていたらしい自分が大変不可解だ。ただ、ちょっといじましくて、タモリクラブ的なにおいがしていいけど。もうばかん。
家族にも学校にもいまいちなじめなかったのはなぜなんだろう。今は両親とも気兼ねなく話せる関係になったが。
小学校低学年の頃はやることなすことはちゃめちゃだったそうで、クラスでも一番騒がしい人気者だったそうだ。
ところが級友の中で「スカートめくり」がはやりだすころから僕は徐々に最前線から退くことになる。別にかっこつけているわけではなく、その頃から僕は女子とは絡めなかった。
スカートめくりなんてもうとんでもなく怖いことだ。女子から冷たい目で見られようものなら、僕ははてしなく落ち込むに違いないからだ。
僕はなぜこんなに女性を怖がるのだろう・・・?フロイトあたりに言わせれば母親との関係なのだろうが、僕はそこら辺を深く分析したことは無い。今度してみよう。
と、いうわけで女の子にちやほやされることも怖いので、クラスの人気者という立場の意味が、そちらの意味も含む方向にシフトしていくにつれ、僕は只の漫画好きな、ちょっと絵のうまいメガネの変なやつ。というキャラに半ば意識して、なっていったのだった。
そんな15年も前の自分の気持ちを思い出すと、まるで別人のように感じるが、根っこの方の感情はあいかわらず、「ねえ、ママ、今日は森や空気の中に妖精を見つけたよ、うふふっ!あははははっ!あれ、今日は部屋の中にもいるよ!?暖炉の中で、くまとダンスをしているよ、見てみて!」といったトリップをしつづけている。
僕のこの身長は、自らの業によるものと言わざるを得ないようです。
そんな2月1日
それでも僕をそのままでいいといってくれる人がいる。うん。いつでも信じているよ。あの日もそういってくれたもんな。
そんな2月1日。
1月は、濃かった。